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オーストリア ザルツブルク 10ダカット金貨 聖ルペルト大聖堂奉献記念 1628年 PCGS MS61【Top Pop】

オーストリア ザルツブルク 10ダカット金貨 聖ルペルト大聖堂奉献記念 1628年 PCGS MS61【Top Pop】

オーストリア ザルツブルク 10ダカット金貨 聖ルペルト大聖堂奉献記念 1628年 PCGS MS61【Top Pop】

発行地:ザルツブルク大司教領(神聖ローマ帝国)
年 号:1628(奉献式年)
額 面:10 Ducats
金品位:Au .986(ダカット規格)
重 量:約34.8–35.0 g
純金量(AGW):1.1095 oz
直 径:約42–43 mm
鑑 定:PCGS MS61
文 献:KM132/Probszt-1045/Zöttl-1249/Fr-729

フィールドには大型金貨らしい鏡面光沢が広がり、行列や建築の細部も十分な立体感を保つ。
展示・鑑賞に堪える均整美を誇る一枚です。

⭐ TOP POP — 最高鑑定の栄誉 ⭐

本品はPCGSにおける最高鑑定(Top Pop)の1枚です。
1628年10ダカットは、PCGS登録でMS61がわずか2枚、これ以上のグレードは存在せず
(2025年9月時点)。
ゆえに本品は現存最高位に位置づけられ、国際市場でも入手機会は極めて限定的です。

ザルツブルク  1628年

パリス・フォン・ロドロン大司教/聖ルペルト大聖堂奉献記念


本コインは、1628年9月25日の聖ルペルト大聖堂奉献式を記念して一年限りで鋳造された大判10ダカット金貨。直径約42–43mm、重量約35g、Au .986(純金量1.1095オンス)という堂々たる規格で、流通用ではなく典礼・贈答・記念を主眼とした[プレゼンテーション金貨]に位置づけられます。
意匠は、に八人の司教が天蓋付き聖遺物箱を担ぐ荘厳な奉遷行列(下部に二天使)。には新大聖堂の壮麗なファサードと、左右に守護聖人ルペルト(塩樽)ウェルギリウス(教会模型)、下部にロドロン大司教の教会帽付き紋章を配します。銘文は表面が “ECCLES … DEDICATVR 25 SEPT … 1628”(奉献=9月25日)、裏面が SS RVPERTVS ET VIRGILIVS … TRANSFERVNTVR 24 SEPT(遺骨奉遷=9月24日)と、両面で日付が異なるのが大きな特徴です。

一年限りの記念巨貨

1628年9月、ザルツブルクの新聖ルペルト大聖堂の奉献(25日)と、その前日に行われた守護聖人の遺骨奉遷(24日)を記念して発行。
直径約42–43 mm
の広いフランに、バロック都市ザルツブルクの祝祭を凝縮。

大判10ドゥカット

金品位:Au .986(ダカット規格)
重 量:約34.8–35.0 g
純金量(AGW):1.1095 oz
Durchmesser:約42–43 mm
流通ではなくプレゼンテーション用途の大型記念金貨

POINT本タイプは、1628年の奉献式を記念したコインの中でも最上位規格にあたる大判10ダカットで、発行目的は典礼や外交贈答といった極めて限定的なものでした。そのため鋳造数はごく少なく、現存例も十数点程度と推定されています。未使用級に達する個体はさらに稀少で、PCGSではMS61が2枚のみ=Top Pop、市場でも高額落札の記録があり、歴史的意義と物理的規格、そして保存状態の稀少性が三位一体となった、まさに「幻の巨貨」といえる存在です。

意匠の見どころ

表:八人の司教が天蓋付き聖遺物箱を担ぐ奉遷の行列、下部に二天使
裏:新大聖堂の壮麗な正面図。左右=聖ルペルト(塩樽)聖ウェルギリウス(教会模型・学識)、下部=ロドロン大司教の教会帽付き紋章
銘文:表=奉献 25 SEPT 1628裏=遺骨奉遷 24 SEPT

歴史的背景

大司教 パリス・フォン・ロドロン(在位1619–1653) は、巧みな外交でザルツブルクを三十年戦争の惨禍から守った有能な統治者でした。彼は都市基盤の整備を進め、新聖ルペルト大聖堂(塔を除く本体)を完成させます。
そして1628年9月24日、旧大聖堂に安置されていた守護聖人聖ルペルト聖ウェルギリウスの聖遺物が新しい大聖堂へと移される「奉遷(Translatio)」が執り行われました。
25日には大聖堂の落成・奉献式(献堂 consecratio)が盛大に行われ、宗教的にも都市的にもザルツブルクの新時代を告げる出来事となりました。

この儀式は単なる宗教行事にとどまらず、

⚪︎バロック都市ザルツブルク完成の象徴
⚪︎ロドロン大司教の統治権威の誇示
⚪︎三十年戦争下における平和と繁栄の表明

といった多面的な意義を持ちました。

その歴史的瞬間を記録するために、同年限りでターラーやダカット類が発行され、表面には「9月24日 奉遷」、裏面には「9月25日 奉献」という日付が刻まれています。
さらに本品は、こうした歴史的背景を有するシリーズの中でも、PCGS MS61のTop Pop(最高鑑定)に位置する希少な個体Ist.
すなわち、1628年の奉献式を刻んだ記念巨貨の中でも、現存する最高水準の保存状態で今日に伝わる、まさに「歴史と鑑定の両面で頂点」に立つ一枚となっています。

表面(行列図:聖遺物奉遷)

主 図: 中央に天蓋付き聖遺物箱。左右に 八人の司教(ミトラ着用)が担ぎ、下部に二天使が守護。司教たちは祭服をまとい、典礼具(司教杖や奉仕具)を伴って厳粛に行進します。
銘 文: ラテン語で
守護聖人の遺骨の奉遷(24 SEPT)を記録(SS RVPERTVS ET VIRGILIUS … TRANSFERVNTVR 24 SEPT)。打刻省略が多く、研究対象にもなっています。
象徴性: 聖遺物の奉遷は、都市と教会のアイデンティティを統合する儀礼であり、当時のザルツブルク最大級の典礼を象徴。

裏面(建築図:大聖堂正面)

主 図: 中央に新大聖堂の壮麗なファサードと大ドーム。細部まで表現された窓割りやポルチコは、記念金貨ならではの精緻さ。
聖人像: 左に聖ルペルト(塩樽)、右に聖ウェルギリウス(教会模型)。都市の守護と学識の伝統を示す。
紋 章: 下部にロドロン大司教の教会帽付き紋章。宗教的権威と政治的権威の結合を明示。
銘 文: ECCLES METROP SALISB DEDICATVR 25 SEPT A PARIDE ARCHIE … 16281628年9月25日、パリス大司教により献堂)。

グレード希少性

PCGS MS61=Top Pop(最高鑑定)PCGS登録はMS61がわずか2枚、上位グレードなし(時点情報)。

コレクション価値

大型・高品位・記念発行の三拍子が揃い、展示映えする逸品。
宗教行列×建築描写という二重テーマは学術的にも人気。
「八司教+二天使」「奉遷24日/奉献25日」のアイコノグラフィが明確で、シリーズ中の基軸となるタイプ。
※「アイコノグラフィ(Iconography)」とは、もともとはギリシャ語の 「eikon(像、イメージ)」+「graphia(記述、記録)」 に由来する言葉で、
美術史や宗教史の分野で、図像(イメージ)の意味や象徴を体系的に研究・解釈する学問 を指します。

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